2005年1月27日 (木)

安全環境

周辺環境の保全

 ニューマチックケーソン工法は、以下の特長から周辺環境への影響が少ない、環境に優しい工法です。 そのため、施工場所(市街地、山岳地、河川、湖、海、近接施工など)を選びません。


重要文化財「第六台場に接近したレインボーブリッジの施工状況
  1. 地下水を低下させないため、周辺地盤の井戸涸れおよび圧密沈下の心配がありません。
  2. ヒービング、ボイリングに伴う周辺地盤の沈下の心配がありません。
  3. 掘削土砂はドライ掘削のため産業廃棄物とならず、普通土処理が可能であり、リサイクル利用ができます。
  4. 現地盤強度にあわせた掘削方法を採用するため、一般的に地盤改良が不要となります。そのため土壌環境などへの影響がありません。
  5. 他工法に比べ、一般的に基礎平面形状および施工時の使用面積を小さくできる傾向にあり、狭い工事区域での施工ができます。
  6. 施工時の騒音、振動など周辺環境へおよぼす影響については、以下の対策を行うことによって未然に防止、または影響を最小限に押さえることができます。

コンプレッサーの騒音・振動対策

コンプレツサーの騒音・振動対策は、一般的にはコンプレッサー室を防音ハウスとし、本体ベースに防振ゴムを取付けて対処しま す。さらに騒音・振動の低減を図る必要がある場合は、通常使用するレシプロ型より騒音、振動が少ないスクリュー型のコンプレ ッサーを使用します。また市街地では、ケーソン現場全体を防音ハウスで囲って施工する場合もあります。


コンプレッサー用防音ハウス

コンプレッサー用防振ゴム

スクリュー型コンプレッサー

マテリアルロックからのエア排気音対策

 コマテリアルロックでは、掘削、排土作業中にエアの排気が繰り返 されます。排気音を低減させるためには排気サイレンサーを取り付けることが有効です。サイレンサーを水の中へ投入することに より、さらに防音効果を高めることができます。また、ワイヤーボックスからの漏気音に対しては、消音装置を取付けることによって低減を図ります。


コンプレッサー用防音ハウス

コンプレッサー用防振ゴム

刃先からのエアブロー防止対策

 一般的に、刃先からのエアブロ-は適切な作業気圧管理により防止することができます。しかし、沈設地盤が酸欠層やメタンガスといった有害ガスを含む地層の場合は、エアブローの影響が周囲 におよぶことが考えられます。この影響を防ぐため、ケーソン直近でブローしたエアを回収する方法がとられます(エアブロー回 収装置、ブローホール)。また、刃先からの漏気が多い砂礫、玉石、転石、岩盤層では、刃先にエア漏気防止シートを取り付ける場合があります。


エアブロー回収装置

ブローホール

刃先部エア漏気防止シートの設置


* ニューマチックケーソン工法の施工は、労働安全衛生法、労働安全衛生規則、高気圧作業安全衛生規則、酸素欠乏症等防止規則などを遵守して行います。
また、「無人化システム」と「ヘリウム混合ガス呼吸システム」の一体化により、省力化、高能率化、安全性の向上が計られます。

2005年1月27日(木) 00:00 | | コメント (0) | トラックバック (0)

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